2023/7/1_司会_常磐津素浄瑠璃の会『奏会(かなでかい)』@高津宮(大阪)

常磐津美佐希さん、常磐津三都貴さんの「奏会」

浄瑠璃と三味線をライヴで堪能しませんか?僭越ながら私は司会を担当いたします。今回は「お夏狂乱」の通しです。

作詞は坪内逍遥さん。坪内逍遥さんといえば、近代日本の文学や演劇の礎を作られた方ではありませんか。演劇でいうと、劇作だけでなく、演劇研究所を作って俳優の養成をしたり、早稲田演劇博物館を建てたり、シェイクスピア全集を翻訳されたり、多くの教え子を育てられました。理論と実践の両方に取り組まれた偉大な方。代表作の詞章を、通しで聴けるなんて!!!いまから楽しみでなりません。一緒に楽しみましょう!

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■日時 7/1(土) 14時 30分開演( 14時開場)

■会場 高津宮 末広の間

(大阪メトロ「谷町九丁目」駅 から徒歩5分・大阪市中央区高津1ー1ー )

■料金 2000円

■主催 奏会実行委員会

チケットご希望の方はDMもしくはメールにてご連絡ください。

dentougeinou.womanwest@gmail.com

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お夏狂乱(おなつきょうらん)とは

歌舞伎舞踊劇。常磐津。坪内逍遙作詞、2世常磐津文字兵衛作曲、2世藤間勘右衞門振付け。1914年(大正3)9月東京・帝国劇場で6世尾上梅幸のお夏、7世松本幸四郎の馬士により初演。お夏清十郎の情話に取材し、恋人清十郎に死別して乱心したお夏が秋の田舎道をさまよう姿を、里の子、酔った馬士、順礼の老夫婦などを配して詩情豊かに哀れに描く。「新楽劇論」で日本舞踊の芸術的改革を提唱した逍遙が、自己の理論の実践を試みた作品で、好評を得て、いわゆる新舞踊の代表作となった。

(デジタル版『日本大百科全書(ニッポニカ)』「辞典」の解説;2023年5月18日アクセス)