2020/10/07「忠臣蔵 急」感染防止対策について

12月12〜14日にアイホールで上演予定の「忠臣蔵 急」本作品の劇作家、くるみざわしんさんに、感染症について、またその防止対策についてお話していただきました。くるみざわさんは、劇作家でありながら、現役の医師でもあります。僕は精神科医で感染症が専門じゃないから。。。と謙遜されていたけど、医療現場のことも、演劇活動のこともよく分かっておられる、くるみざわさんにお話を聞けて本当に良かった。ありがとうございました。

はじめに手渡された図が大変グロテスク(笑)いびつな絵にみえるけれど、人の体のそれぞれの部分に対応する脳の割合が描かれているそうです。「ホモンクルス」という絵をよくみると、舌、口周りの部分、人差し指、手の部分に脳の大部分が使われていることがわかりますね。この絵をみながら、お話を聞いていると深く頷くところが多かったです。

座組のメンバーで感染症に対する正しい知識を学び、不安なことは共有して話し合うこと約3時間。休憩をとりつつの講義と話しあいだったけど、あっという間だった。きっとメンバーが違えば、答えも違うだろうと思います。それがいいんじゃないか。演劇をする上でガイドライン・ルールは必要だけれど、決めてつけてしまうのではなく、その都度、メンバー間で確認することの重要性を改めて感じました。今日のことは忘れないでいたいと思う。演劇ができるための準備は完了。さぁ。これから本格的に稽古が始まります。

確率の問題でいうと、この稽古場だけでなく、どこかで、新型コロナウイルスを持った人や場所と出会うこともあるかもしれない。その時に、怖がらずに正しい知識をもって対応すること、それが一番大事だよね。

人間って、わからないものが一番怖いと感じるのだなって思うわ。

演劇の場が、世の中でもっとも自由で平等な場である、と私は思っているので、

そういう場があり続けるために、感染症対策にも取り組んでいきたい。

笑顔でね、やっていて気持ちいいこと、を続けよう。