Profile

髙安 美帆 Miho Takayasu

俳優、舞手、演出家。大阪府八尾市生まれ。8歳より浪速神楽をはじめる。幼少期から神楽を舞い、地域のお祭りと日常的に密接な関わりを持って育つ。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻に入学し、演劇、舞踊を学ぶ。同大学卒業後、俳優として、hmp(現:エイチエムピー・シアターカンパニー)に参加。一時は劇団維新派に在籍したが、hmpの活動本格化に伴い退団。奨学金を得てドイツへ演劇留学した際に、Andrzej Wirth氏(ギーセン大学応用演劇学科創設者・初代ディレクター)と出会い薫陶を受ける。2012年からベルリンで個人活動を開始。近年は、日本各地の神楽を調査、舞の型を収集して組み合わせて舞う行為を「神楽remix」と名付け、音楽家や美術家らとパフォーマンスを行い、地域の人とまちと遊ぶイベントを開催している。俳優として戯曲と向き合い、じっくりと表現することを大切にする一方、ひとりの表現者として「神楽」や「伝統芸能」「水墨画」をモチーフにした作品制作など、伝統と現代をつなぐプロジェクトを立ち上げている。第26回関西現代演劇俳優賞大賞受賞。

エイチエムピー・シアターカンパニー、舞夢プロ所属、大阪府中学校演劇協会演劇夏季学校講師、追手門学院大学非常勤講師、八尾市芸術文化振興審議会議委員。

Company

エイチエムピー・シアターカンパニー 2001年結成。「hmp」は“Hamlet Machine Projectの略。設立当初は、近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻在学生達が、ハイナー・ミュラー作『ハムレット・マシーン』を読む勉強会グループだった。その後、ブレヒトやミュラーの作品創作をはじめ、卒業を契機に劇団化。2008年に現在の劇団名に改名。「再発見」をテーマに創作活動をしている。演出の笠井友仁が、日本演出家協会主催〈若手演出家コンクール〉優秀賞や文化庁芸術祭新人賞、咲くやこのはな賞《演劇・舞踊部門》を受賞。劇団としては『マクベス 釜と剣』が、令和3年度第76回文化庁芸術祭賞優秀賞。『リチャード三世 馬とホモサケル』が、関西の劇評家や学識者で構成される月例会「十三夜会」月間賞推賞。第二回関西えんげき大賞優秀作品賞。同作品「リチャード3世役」にて第26回関西現代演劇俳優賞大賞受賞。


Project

プロジェクト毎に、様々なジャンルの表現者、研究者、地域住民とチームを組み、コレクティブな創作過程を試みています。代表的な例はこちら。

kagurabu 2024年結成。神楽の舞手であり俳優でもある髙安美帆と岸本昌也、神楽を研究する山﨑達哉の集まり。日本各地の神楽や芸能などの調査をしたり、研究したり、時折、飲食を伴う祭をつくったり、歌や舞をつくるオマツリスト。

破墨プロジェクト 2018年結成。8世紀の中国で行われていた、アクションやパフォーマンスを横断する墨を用いた芸術表現「破墨(はぼく)」について考察し、現代へ再構築を試みるプロジェクト。プロジェクトメンバー: 山下和也(日本画家・東洋絵画修理技術者) 高安美帆(俳優・神楽舞手) 隅野由征(ファッションデザイナー)柴山美咲(美術家) 主催・企画/ 山下和也(SunSui.) 共催/ C.A.P.(芸術と計画会議) 協賛/株式会社墨運堂

MOGURA KAGURA(現在休眠中)2015年結成。音楽家の吉岡壱造と神楽舞手の高安美帆が結成したバンド。神楽をベースにしたライブパフォーマンスを発表している。〜1500年前、 地上最強の破邪楽団(バンド)土竜神楽(モグラカグラ)が地球のあらゆる邪気と戦い勝利し、大地の底で眠りについていた。 そして現代。”ROCKAGURA”(ロッカグラ)を纏い、再び蔓延り始めた邪気を祓うべく目覚めた〜

かぐらぶ 2014年結成。神楽や地域芸能を見て、気ままにおしゃべりする集まり。元は、声フェス3《伝統芸術の現代化》プロジェクトチームだったが、声フェス終了後も不定期で集会を開いている。モットーは「去る者追わず来るもの拒まず」「神楽はクラブミュージック」部長:髙安美帆、副部長:山﨑達哉

Plant M + takayasu kagura 2013年結成。劇作・演出家の樋口ミユと俳優の髙安美帆によるユニット。神楽をテーマにした『祭礼』を発表し、バージョンアップを重ねている。現代演劇の俳優で神楽舞の素養を持つ岸本晶也と髙安が、観客と共に“神楽”を連想する場面からスタートし、2人の素朴な問いを通して観客の固定観念や無意識を明らかにする。

まちを活性化するプロジェクト「アートクラウド2012年結成。大阪・中崎町にある民間のアート施設イロリムラの「プチホール活性化プロジェクト」をきっかけに、ギャラリーやカフェ、空きスペースなど、アートスペースを活用して「まち」を活性化することを目的とした、アーティストの集合体。様々なイベント・講座を展開する。初代の代表は笠井友仁。2014年から代表を務める。2018年、アートクラウドとしての活動は一旦休止。髙安がNPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)の理事就任に伴い、企画内容はDIVEの『図書事業』へ引き継がれる。

Interview
2015.10 ドイツの舞踊月刊誌『TANZ』2015年10月号 

2013.03 ニューヨーク市立大学 マーティン・E・シガールセンター 

2013.04 ウェブマガジン『dance+』樋口ミユ×高安美帆対談  

Career
2009-現在 大阪府中学校演劇協会・演劇夏季学校 講師 

2014-2018 まちを活性化させるプロジェクト「アートクラウド」代表

2014-2014  ドイツ・ギーセン大学応用演劇学科 客員教授

2015-2015  ドイツ・ギーセン大学応用演劇学科 非常勤講師

2016-2016  声フェスⅢ シニアフェロー(主催:大阪大学文学研究科) 

2017- 現在  追手門学院大学社会学部 非常勤講師

2018- 2024  NPO法人 大阪現代舞台芸術協会 理事

2019-現在 大阪大学人間科学部 非常勤講師

2020- 現在 八尾市芸術文化振興審議会 委員

2023- 現在  八尾市芸術文化振興推進会議 委員

2024-2024 近畿大学分文芸学部芸術学科舞台芸術専攻 非常勤講師

Education
2001.03.21 近畿大学文芸学部芸術学科演劇・芸能専攻 卒業 

Award
2024.02 関西現代演劇俳優賞 大賞(主催:現代演技論研究会)
対象作:エイチエムピー・シアターカンパニー「リチャード三世 馬とホモサケル」リチャード3世役

Scholarship
2006.07 大阪ドイツ文化センター大阪校 語学通学

2011.04  大阪ドイツ文化センターベルリン校 語学留学

2011.05  大阪ドイツ文化センターベルリン演劇祭「国際フォーラム2011