2020年1月の破墨プロジェクトONE DAY以来、コロナ禍での破墨プロジェクト最初の取り組みとして、この度「破墨プロジェクト」bookletを発行します。
本冊子は破墨プロジェクトが始動して最初の2年間、2018年2月から2020年1月までの活動をまとめたガイドブックです。Studyシリーズ11で編集者の櫻井拓さんを講師にお招きした後、冊子の編集を依頼し、デザイン・印刷設計に株式会社ライブアートブックスの芝野健太さんを迎えて進め、ついに完成しました。完成後も折り貼り内職したりして、ようやくのお披露目です。ゲスト寄稿には活動拠点にしているKOBE STUDIO Y3/C.A.P代表の下田展久さん、美術史家の村田隆志さん、Gallery PARCの正木裕介さん(日英併記)。その他、各パフォーマンスや展示、メンバーそれぞれのコメントも掲載しています。写真はsansaraの三井弘子さん、October studioの佐藤昌也さんなど、活動の折にいろいろな方に撮っていただいたものを掲載しています。
本冊子には半透明の破墨プロジェクト特製封筒(角2サイズ)とドローイングポスターが付属しています。封筒はフライヤーや今後の活動で展開してゆく印刷物などのアイテムを収集してゆくためのものです。半透明なので中身が増えてゆくと情報がアップデートしてゆく様子が可視化されてゆきます。是非集めてみてください。またドローイングポスターは、今回の本を作成する中で派生した、メンバー4人による全紙サイズの原寸大の新作ドローイングです。この謎(?)のドローイングについてはGallery PARCの正木さん、メンバーの高安の寄稿を是非読んでいただきたいと思います。2年間のパフォーマンスや展覧会、Studyシリーズなど活動を網羅するには本来かなりのページが必要ですが、編集者の櫻井さんとデザインの芝野さんがこの本を破墨プロジェクトを知るためのガイドブックという位置づけで見事に要約してくださっています。
この冊子は破墨プロジェクトの活動をあらためて知り、さらに今後の活動についてもより楽しむためのガイドブックであり、プロジェクトツールです。本冊子の作成を起点とした新たな取り組みも8月中に公表できるよう鋭意準備しております。展示やパフォーマンスなどの体験ベースのものが、書籍などの別の媒体において何ができるのか?そのことが現在そして今後はさらに主体的に必要だと考えられる中で、まずはたくさんの方の応援やお力添えがあって、破墨プロジェクトらしく、その意義がカタチとなったのではと感じております。自費出版のため、数に限りがございますが、是非、多くの方に手に取っていただき、また応援していただきたいです。今後ともどうぞよろしくお願いします!
ブックレットについてお問い合わせ先 http://kazuyayamashita.com/contact/
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「破墨プロジェクト」
・booklet カラーモノクロ A5変形(140×220㎜)1冊
・ドローイングポスター カラー 全紙サイズ(559×785㎜) 1枚
・破墨プロジェクト特製封筒 角2サイズ(240×332㎜)1枚
・期間限定付録 展覧会のフロアマップ&展示リスト(2018-2019)1枚
発行 破墨プロジェクト
発行人 山下和也
編集 櫻井拓
デザイン・印刷設計 芝野健太
印刷・製本 株式会社ライブアートブックス
寄稿 下田展久(C.A.P 代表)
正木裕介(Gallery PARC ディレクター)
村田隆志(日本美術史、書道史、大阪国際大学准教授)
写真 大泉愛子、佐藤昌也、三井弘子、Gallery PARC
翻訳 Penguin Translation:加藤久美子、佐長優子、杉山千枝、Kellie Nissen
協力 C.A.P.、株式会社墨運堂、藤原千沙、Paul Venet
助成 神戸文化支援基金
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今年度の破墨プロジェクトの活動も目下準備中です。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます
破墨プロジェクト主な参加者: 山下和也(日本画家・東洋絵画修理技術者) 高安美帆(俳優・神楽舞手) 隅野由征(ファッションデザイナー)柴山水咲(美術家)
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